木や石、自然の素材と向き合い、新しい形を生み出すさぬきの技に出会うコース行ってきました!

庵治・牟礼エリアを巡るこのコース。石材事業者さんに案内していただく丁場や11月17日にオープンした新施設「ジョージ・ナカシマ記念館(桜製作所)」、完全予約制の「イサム・ノグチ庭園美術館」の3ヶ所を訪問するとあって、参加者の皆さんからは高い期待をいただいていました。

まず、最初に訪問したのは三好石材さん。庵治石を採る場所(丁場と言います。)の中でも、最高級の庵治石が採石できる大丁場に案内していただきました。

こちらが大丁場。参加された方からは「雄大」という感想も聞かれました。

以前、三好さんがお客様を丁場に案内した時に、その方が手を合わせてお祈りをされたそうです。「庵治という場所、自分たちのやっている仕事が、エンドユーザーにとってどういう意味を持っているかを考えさせられたことがある。」と三好さんはおっしゃいます。?この地の恵みに感謝し、石を大切に扱わせていただく、そういう思いが伝わってきました。

写真は、大きな石に穴を開けくさびを打ち込み、石を割る作業。くさびは大きな金槌で打ち込みます。打ち込む度に響く「音」を聞いて打ち込む力の加減をしているそうです。石と会話しているという表現があてはまるのでしょうか。石を採掘する際にも、石の摂理を見定めなければうまく採石できないのだそうです。

道具を修理する小屋が丁場近くにありますが、石を切り出したり、加工したりするのは昔は全て手仕事だったから。石との語らい(格闘)の中で、職人の技が磨かれ、職人が育ち、産業として香川に根付いてきました。

大丁場から眺める屋島。かつての職人たちも眺めた風景なのでしょう。瀬戸内海側も一望できました。

お昼は道の駅源平の里むれ内のお食事処「じゃこや」で各自好きなものを・・・。私は、ハマチの漬け丼をいただきました。源平の里むれともう1ヶ所しか扱っていない、オリーブハマチも食べさせてもらえるそうです。

このあと、イサム・ノグチ庭園美術館を訪れ、最後にジョージ・ナカシマ記念館です。

記念館の豊田さんから、ジョージ・ナカシマと桜製作所の関係、家具の特徴などについてお話を伺います。

ジョージ・ナカシマの家具として代表的な「コノイドチェア」。コノイドとは、曲線体を言う建築用語だそうです。背もたれ部分に並ぶ細い木の軸は、機械ではなく全て職人の手によって削られた円柱状の材です。この材の1本1本が背中に当たり、体を包む込むような感じを与え、すわり心地の良さは「座っていただいたら説明はいらない」と豊田さん。そして、「買ってください」ではなく、「この心地よさをそのままお持ち帰りください」という言葉には、これらの椅子の本質を知っていただきたいのだという思いが伝わってきます。

木を知ること、木と語らい、木と対話すること・・・なるべく、その材の形のままを活かしてあげる、そのためにはそうすればよか・・・答えが出るまで、材が訴えかけてくるまで、何日間も材と向き合っていたそうです。ジョージ・ナカシマが伝えたスピリットは桜製作所の職人たちに脈々と受け継がれています。

この灯りには、組子細工も取り入れられていました。

1階は喫茶室となっていて、ナカシマの家具に座ってお茶を飲んで休憩できます。いろいろな椅子があるので、全部試してみたいという、欲が・・・!

?

今回はお商売に結びつくような出会いもあったようで、やっぱり産業観光ですから、経済性にも派生していくこも大切な結果ですね。また、他のコースにも参加したいという方もいらっしゃいましたし、コース設定についても、何らかの形で続けていける仕組みが整ったらなと思います。

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